【住宅ローン相談】団体信用生命保険について
団体信用生命保険と言うものは、住宅ローン債権者にもしもの時があった場合に残りの住宅ローンを返済するための保険です。
そもそもの住宅ローンに組み込まれていることもありますし、この保険に入らないとローンが組めないというところがほとんどですので皆さん必然的に加入されることとなります。
ここまでは問題ないのですが、最近はこの保険にガンや脳梗塞など三大疾病など大きな病気になった時もローンの残債を返済してくれるというオプションをつけることができるようになっています。
例えば「金利0.2パーセント上乗せで3大疾病にも対応」など、です。
団体信用生命保険は住宅ローンの契約者が保険の対象=被保険者となりますが、この保険自体の契約者と受取人は取扱金融機関となります。
なのでその月々の支払い金額は、年齢や性別に関係なくローンの残高で決まります。
という事はローンの期間が並んででは長いほど必然的にこの保険料も高くなってしまうということです。
20年で返済する人と35年で返済する人、保険料も期間が長ければ長いほど高くなります。
そしてこの金額は最初のローンを組んだ段階で決まってしまうということです。
という事は、
「定年までには住宅ローンを終わらせたい」と言うように、最初から繰り上げ返済を考えている人にとっては保険料を多く支払ってしまうことになる、ということです。
わずか数千円、数%かもしれません、が、35年ローンを10年間繰り上げた場合はその10年分の利息分がもったいないと言うことになります。
そもそも住宅ローンを返済し終われば必要のない保険ですので、利息を含めたローンの残高ではなく、もしものときの一括返済額をローンの返済終了時まで入っておけばいいのです。
購入される住宅メーカーや取扱金融機関によっては自分で組むことができない場合もありますが、オプションの部分だけや、そもそもの団体信用生命保険分から全て民間の生命保険外車に自分で加入することもできます。
そのほうがトータルとして数100万円浮くという場合もあります。
たかが団信、されど団信、そもそもが高い買い物ですのでわずかの差が大きな差となります。
トータルの金額と言う物を踏まえた上で住宅ローンや団体信用生命保険の契約は慎重にしたいものです。