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日本の夏、甲子園

今年はオリンピックも熱いけど、やっぱり見ちゃう甲子園。

物心ついたときからだから、もうかれこれ35年にはなるかな。
朝から晩までテレビはつきっぱなし、ばあちゃんはデジャブのようにいつもの場所で、プールや部活で見れなくても結果がすごく気になってた。

ビデオもなく、リアルが全ての時代。
まさにあの臨場感は格別。

甲子園の儚さが極まってた。

懐古主義では無いけれど、豊かさで失ったものの一つかもしれないし、あの儚さ溢れる臨場感を体験できたのはラッキーだった。


もちろん目指しましたよ甲子園。
これでも元高校球児。
行けるものなら行きたい、今でも行きたい。

思い出したくもないけど、1回戦であっさり敗退。格下と思ってた相手だけに涙も出ないあっけない結末。
高3の夏が終わってもう甲子園が物理的に不可能となった時、いや、無理とは思ってたし、行けるわけなんてないと思ってたけど、それでも0.00001%でも可能性があるのと全くの0は違いまして、人生で初めて甲子園見なかった夏でした。

最近は高校野球芸人やそれこそ「熱闘甲子園」のおかげでリアルタイムでなくても充分楽しめるし、甲子園の良さを伝えやすい世の中にはなってきた。
ほんと女性ファンも多いしね。


なぜこんなに好きなんだろう。

それは人生の縮図が、自分自身の心の内が、知らず知らずにあの高校生たちに投影されているからだろう。

一番のオススメはやっぱり2007年の佐賀北高校の快進撃。

鳥肌たった。
しかも夜のニュースで結果も知ってるのに鳥肌たった。
同じ出来事で何度も鳥肌たったのはこれ唯一かもしれない。
あの球場全体を包み込む異様な雰囲気。
あれは言葉にできない。

その場にいなくても、ラジオでさえ異様さを感じた。
凄まじかった。


あの佐賀北高校から私なりに学んだことは多い。
決して恵まれていたわけではない。
実力的にも大したことない。
なのに優勝できた。
なぜか。

彼らはほんと大事なことを教えてくれた。

できないから、弱いから、自分のできることを愚直に果たす。
弱点を認め思い切って捨てるから、残された微かな長所が活きる。
活かさざるをえなくなる。

今で言う「断捨離」

そしてとことん突き詰める。
目標を本当の目的に置き換える。
自分たちのできることに落とし込む。

打力が足りない → 打てるようになる×
ではなく → 相手ピッチャーに球数を投げさせる。
希望的観測ではなくこれならできる現実的なことに落とし込む。
ここが凄い。
結局、夢や希望を抱いても、現実的にできることから始めないといつまでたっても絵に描いた餅ってこと。

守備力がない → エラーをしない×
そんなん、目標にならん。そんなん運やん。
彼らは違う。
エラーをしない、ではなく、次の塁を与えない。を徹底する。
投手力がない → 打たせない×
そんなん無理。打たせないのではなく、ヒットの確率を下げる、かわす。

考えて考えて考え抜いて、行動レベルでできることに落とし込んで、高望みせずできることに愚直に取り組む。
その積み重ね。

これこそ弱者の勝つための戦略の王道やないですか。


今年の甲子園から何が学べるか。
楽しみです。

もちろん、一試合ごとに心の洗濯もさせてもらってますよ、ちゃんと。

汚れた心が少しでも浄化できますよに。

あの無垢な純粋さはたまりません。