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「つまようじ混入動画騒動」で19歳の少年が逮捕されました。

この事件では情報があっという間に拡散されてしまう現代のSNSの実情への危惧、マスコミの在り方、そして少年法について……様々な切り口から話題になってます。
それぞれの捉え方、見方、価値観、思考、あると思います。
多種多様な意見が発信、議論される環境はいい事なのかもしれません。自分の意見を持ち、自分の意見を表現し、中にはそこから議論が産まれる、素晴らしいことです。

ただ、思想や価値観は一つでなく、それを押し付けるようなことだけは気をつけたいものです。
自分の意見を持ち、かつお互いの意見を尊重した上で意見交換する。それが視野を広げる一番の近道だと思ってます。

で、まぁ、いろいろな視点でこの事件を論じられていますがその中に、
「この捜査でどれだけの税金が無駄になったか」
と言うものがありました。

この視点に触れるとき、お金の勉強を推進する身として、
【お金に換算してものごとの価値を測る】
事はとてもわかりやすく有意義な方法だとは思いますが、あくまでも【尺度】であり、そのお金で測った価値観が絶対ではないということを決して忘れないでください、と強く思います。

この事件に限らず、雪山遭難事故、海難事故、家出、行方不明、事件の捜査…、事件事故に限らず、要人警備、公共施設建設、維持、第３セクターの倒産、祝典、イベント、110番に119……などなど、事あるごとに税金に換算された表現をよく目にします。
確かにわかりやすい。
でもでもでも、それが全てではありません。
お金で測れない価値というものが必ずあります。

平和で、大きなニュースもなく、何事も起きなくても税金は使われています。税金が使われているからこそ、「今」という恩恵があるのかもしれません。
税金は自分に全く縁がないことにも、逆に疑問に思ってたり、本当は使われたくないことにも使われています。

税金は公共の福祉の為に使われます。
他人の福祉が自分には意味のないこと、またその逆もあります。

それなのにお金を、税金を尺度とした視点の、それが全てであるかのような使われ方に恐ろしさを感じてしまいます。

お金は道具です。

ものごとの尺度としてのお金も道具だからこその一面だと思います。

お金を尺度としつつもそれだけでは測れない価値にも想いを馳せられる、お金の向こう側を常に見続けていられる人間でありたいと思います。


お金が全てではありません。

今日はただそれだけ言いたくてσ(^_^;)