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「老後破産」って最近よく聞きませんか?

ここ数年、「老後破産」「老後貧乏」という言葉がよく目につきます。
団塊の世代が「アラ70」となり、日本の人口比率の中心が『老後』と言うワードの中心となったということですし、その世代においても格差社会が如実に表れてきているということなのでしょう。


でも老後の生活が困窮するリスクは、実は誰にでもあります。

こんなことはありませんか?

 

パターン①「子供にあれこれ資金援助をして、老後資金が激減」

 

Aさん夫婦は年金暮らしですが、自営業なので今も働いて収入を得ており、本来なら貯蓄もできる経済環境です。ところが数千万円あった老後資金が激減し、さすがに危機感を覚え始めました。
原因は30代の2人の子供。長男は転職を繰り返し今は就職活動中。収入がないため、生活費はAさんの負担です。近所に嫁いだ長女は3人の孫を連れてよく実家に出入りし、夕食をとることもしばしば。食費がかさみます。さらに長女と孫の外食費や洋服代も、Aさんの妻がいつも支払っています。

 

 

パターン②「共働きで悠々自適の老後のはずが、夫婦で親の金銭負担が発生」

 

Bさん夫婦は共働き。晩婚で子供はいませんが、その分二人の時間を充実させるために住まいは少しリッチな物件を購入しました。そのため世帯年収の割に貯蓄は少なめです。それでも「2人分の厚生年金があるから老後は悠々自適」のはずでした。
ところが最近、Bさんの父親が借金を残して他界。一人息子で連帯保証人のBさんが返済し、貯蓄はほとんどなくなりました。もともとBさんの妻も一人娘の責任で、実母に仕送りをしていたところに、この借金返済が重なり、Bさん夫婦は老後生活を目前に、思いもよらず生活が苦しくなってしまったのです。

 

 

パターン③「初めての投資で失敗を重ねて大事な退職金が半分に…」

 

定年を迎えて退職金をもらったCさん。これまでお金の管理は妻がしてきましたが、「退職金は俺に任せろ。うまく運用して増やしてやる」と、夫の威厳を保つためか投資経験もないのに自信満々に宣言。金融機関から勧められた商品に退職金の全額をつぎ込みました。

しかし運用はうまくいかず、値下がりして元本割れに。焦ったCさんは「損した分を早く挽回しなければ」と別のハイリスクな商品に手を出し、傷は深まるばかり。気が付いたときには、老後の生活費でもある大事な退職金が半減していました……。

 

 

パターン4「長男一家と楽しく同居のはずが、長男の病気で暗転」

 

老後は長男一家と暮らそうと、50代後半で住まいを二世帯住宅に建て替えたDさん。Dさんが老後のために貯めていたお金の一部を頭金に充て、長男が住宅ローンを組みました。

しかし数年後に長男が病気になり、住宅ローンの返済が困難に。やむなくDさんが息子のローンを肩代わりすることに。老後の資金計画が大きく狂ってしまいました。

 

 

パターン5「妻に家と財産の半分を渡したうえに家計は赤字で八方ふさがり」

 

最近よくある『熟年離婚パターン』。

仕事一筋だったEさん。子供の独立を機に、定年直前に妻から突然離婚を切り出されました。家と財産の半分を妻に渡しましたが、老後は退職金と残りの年金があれば賄えると楽観していたEさん。

ところが退職金が想定外に少なく、住宅ローンを完済すると残りはわずか。安心とはいえない金額なのに家計は毎月赤字。Eさんは家事や料理が苦手で外食費などがかさむうえ、交友関係の乏しさから出歩く先は現役時代から行きつけのクラブだけ。このままではお金が底をつくのは時間の問題です。

 

 

5つの事例は、現役世代でも老後が視野に入ってきた50代の方たちには、リアルに迫ってきたのではないでしょうか。特にケース13に挙げた「成人した子供にいつまでもお金がかかる」「老親にお金がかかる」「退職金で投資に失敗する」は、多くの人にとって身近なリスクです。

 

老後破産対策といっても、特別なことをするわけではありません。まず今の家計を把握して、貯蓄や投資によりコツコツ資産形成を行う。適宜見直しも忘れずに。その上で様々なライフイベントをクリアしていく。その先に老後の暮らしがあると考えて行動するだけです。

 

 

今からできる老後対策のポイントです。

(1)現状の家計と資産を把握しておく

(2)お金の知識を身につける

(3)良好な夫婦関係(家庭関係)を保つ

(4)生活水準を上げすぎない

(5)交友関係を積極的に広げておく